国際コスト管理基準(ICMS)は、建設コストの一貫性や透明性のある比較評価を国際的に可能とするために、世界40カ国以上の団体と専門家により開発された建設コスト分類システムです。
今回の第3版ではライフライクル炭素排出量も併せて報告できるようになったことで、同じ報告ワークフレームを使って建設物のライフサイクルコストと炭素排出量の相互関係が比較しやすくなり、建築物の持続可能性の評価が可能になりました。
また、実務者からの意見を反映して、建設プロジェクトのタイプに「海洋構造物」「沿岸工事」「港湾」「水路工事」「土地の造成と埋立て」の5つが加わり19種類になったことで、適用範囲が広がりました。
その他、重要な改訂として名称の変更があります。ICMS連合はICMSの名称をInternational Construction Measurement Standardから、International Cost Management Standardに改称しました。翻訳称も国際建設測定基準から国際コスト管理基準に改名されますが、ICMSのイニシャルは変わりません。(2021年11月発表)
イニシャルコストからランニングコストまでのLCC(ライフサイクルコスト)を対象とした第2版です。(2019年9月発表)ICMSについて(pdf)
用地や施設取得時のイニシャルコストを対象とした第1版です。(2017年7月発表)