建設現場の作業員不足に端を発した工事費の高騰と労務資材不足による建設の遅れは、公共・民間を問わず社会経済への影響を大きくしています。 特にプロジェクト予算と工事費とのかい離は、入札不調や建設計画延期といった状況を多く生み出しています。 関係者の皆様が建設価格の不透明さになすすべがないといった思いを抱いているケースもみられます。
しかしこのような時代だからこそ、プロジェクトの初期から適切なコストコントロールを実施し、設計段階における予算と工事費の整合性を図っていく適切なコストマネジメントが必要となります。 本講演では、数年前とは激変した建設マーケットと工事価格の実態について理解するとともに、このような環境下でプロジェクトを成功に導くためのコストマネジメントについて、実例を交え考えてみます。